マルチーズの見た目と言えば細くてシルクのような白い被毛で、
ぬいぐるみのように可憐な見た目で、とてもきゃしゃに見えますが、
いつも凛とした姿勢で自信に満ちあふれた様な表情をしていて、
気品を感じます。
マルチーズの性格は、とても明るい性格で非常に好奇心が強く、
賢いので、色々な物に興味を持ちます。
しかし、その賢さとプライドが高いため、
家族内での、上下関係を自分なりに分析し、
自分より格上の人と、格下の人への対応が露骨に違ってしまう事もしばしば……
少々神経質な面があるので、
怪しい物に対して吠えて知らせ、無駄吠えをする事があります。
特に甘やかして育ててしまうと無駄吠えが多くなりますので、
無駄吠えのしつけはしっかり行ないましょう。
マルチーズは気の強い所もあり、
自分より大きな相手にも吠えたり、
向かって行く力強さも持ち合わせています。
マルチーズはとても甘えん坊で、
飼い主の後ろをちょこちょこ付いて歩いたり、
座った膝の上に乗ったりするのが大好きです。
常にスキンシップを求めたがる所があります。
とても人が大好きで、家族への愛情は深い犬種です。
愛玩犬ではありますが、
不審な物や人に対して向かっていける気質があるので、
家を守る、りっぱな番犬としても活躍出来そうです。
トイプードル チワワ
マルチーズの特徴と言えば、外見はまず、
真っ白でシルクのような肌ざわりのまっすぐで細い被毛が特徴で、
顔の中心には真っ黒な目と鼻がバランスよく配置されている事。
この犬種は、猟犬や番犬などといった、活用目的では無く、
可愛がるための愛玩犬と言う目的でのみ作られた犬種で、
愛玩されるべく要素が詰まった犬種です。
マルチーズの特徴である、この白くて長い絹糸の様な毛は、
白に近いほど良いとされていて、
レモン色は認められていますが、あまり好ましくは無いとされています。
マルチーズは見た目のかわいらしさとは逆に、気位の高い所が有り、
きちんとしつけないと、無駄吠えが多い傾向にあります。
1頭でも良く吠えるので、多頭飼いをしようと考えている場合は、
しっかりとした、無駄吠えのしつけが必要です。
マルチーズの特徴である、このシルクのような長い毛は、
最近では可愛くカットして、楽しむ人も増えています。
長いままフルコートで飼う場合は、毎日のヘアケアが必要になります。
マルチーズの歴史は愛玩犬の歴史と言えるほど古く、
他犬種が色々な実用的用途で作られている中で、
愛玩だけを目的に作られた犬種は少なく、
マルチーズほど数多くの国で
愛玩されている犬種はいないのではないでしょうか。
マルチーズと言う名前は地中海の中心部に位置するマルタ島が原産と言う事で
『マルチーズ』と言う名前が付けられましたが、
この犬種がマルタ島の原産であるかどうかははっきりとはわかっていません。
紀元前500年ごろ奴隷としてギリシャで
家庭教師をしていたと伝えられている、イソップも、
『イソップ物語』の中で、2度もこの犬種を登場させています。
当時地中海の長旅をしていた船乗り達や旅行者達は、
退屈しのぎにこのマルタ島原産の白くて絹糸の様な毛並のマルチーズを
船内に持ち込んで可愛がっていたと言う事です。
18世紀頃にはイタリヤやフランス等の上流階級の間で評判になり、
マルタ島がイギリスの領土となった1813年には、
英国王宮にマルチーズが献上され、
ビクトリア女王も、大変この犬を気に入って、
幾度となく、この犬種をマルタ島から取り寄せられたという事です。
女王がこのマルチーズを愛玩していると言う噂が広がって、
庶民の間でもこの犬種が話題を呼び、人気を高めたと言う事です。
日本でのマルチーズの人気は、愛玩犬の歴史の始まりと言えるほどで、
日本人にはなじみ深い犬種ではないでしょうか。
最初にマルチーズが日本に入って来たのは1930年頃(昭和5年頃)の事で、
大正時代から昭和時代に変わって間もない頃の事、
この頃の日本は、まだまだ発展途上だった時代で、
貧しく、第二次世界大戦前の厳しい時代でしたので、
マルチーズのような愛玩犬を飼う家などはほとんど無く、
数も多くはありませんでした。
マルチーズが日本で知られる様になり、人気が高まったのは、
高度成長期以降、1955年以降(昭和30年代)の事。
この時代、戦後の復興や、技術、経済の発展とともに、
日本が活気づいて来た頃の事。
一般家庭においても実用的ではなく、
愛玩するためのペット、愛玩犬を飼う家も増え、
当時、日本で人気の高かった愛玩犬
『マルチーズ』『ポメラニアン』『ヨークシャテリア』の
3種類愛玩犬御三家『マル、ポメ、ヨーキー』と言う言葉が流行るほど、
この3件種は圧倒的な人気を誇っていました。
この3件種の人気は何年も続き、
一時はマルチーズの繁殖は日本がトップになるほどで、
まさに、マルチーズが愛玩犬の歴史を作ったと言っても良いほどです。
近年では、さまざまな犬種が日本に入り、
トップの座をしりぞいたものの、
今でも数多くのマルチーズが日本で愛されている事には違い有りません。